みなさん知っていましたか?
近年、現代社会においてうつ病になる人の数は確実に増加しているのだそうです。
アメリカでは生涯のうちにうつ病にかかったことのある人が男性では10人に1人、女性では5人に1人という調査結果があります。
この結果からも分かるように女性のほうが男性よりもうつ病にかかりやすいということがいえます。
女性だと日本でも人口における割合で5%の人がうつ病だと言われています。
これは約650万人がうつ病にかかっているということです!!
またうつ病患者の数はこの数年のあいだに確実に増加していて、うつ病だという認識のないまま身体にうつ病の症状が現れている人の数も含めると、うつ病患者の人数はさらに多くなっているのだそうです。
今回はそんなうつ病にフォーカスを当てて調査してみたいと思います。
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うつ病は解雇理由になる?

あなたが、もしうつ病で働くことができなくなったらどうなるのでしょうか?
うつ病で仕事ができなくなってしまった場合、心配になるのが「解雇」されないかどうかですよね?
果たして、うつ病は解雇理由になるのでしょうか?
結論から言います!
基本的にうつ病で解雇というのは、不当解雇に当たると思ってください。
しかし、企業の就業規則次第では解雇を受け入れるしかない場合もあります。
例えば、就業規則に「3ヶ月間休職しても体調が戻らない場合は、自然退職しなければならない」
と書かれているのであれば、3ヶ月以内にうつ病を治して出社しないといけません。
もし、3ヶ月以内で治らずに出社できない場合は、解雇されても文句を言うことができない
こともあるでしょう。
就業規則に休職に関する具体的な事柄が書いていない場合には、うつ病による休職が
原因で解雇されるのは不当解雇に当たります。
これを機会に、あなたの職場の就業規則を見直してみてはどうでしょうか?
ただ、うつ病と解雇理由の関係は非常に難しい問題なので、会社と従業員で揉める
ケースが多くて裁判に発展することもよくあります。
それでも、うつ病という病気だけが原因で会社が従業員を解雇することは
できないということになっているのは間違いありません。
うつ病になりやすい人の特徴は?

仕事も恋愛も人に会うのもすべてが無意味だ。
何をしていても楽しくないし生きていてもつまらい。
仕事で失敗してしまったとき、大好きだった人にふられてしまったとき、
家族や友達とけんかしてしまったときなどこんなことを思ったことはありませんか?
これが一時の感情であればそれはよくあることですが、この状態が長く続いている場合は注意下さい。
その場合はうつ病のおそれがあります。
うつ病という言葉を耳にしたことがない人はいないでしょう。
あちこちで耳にするようになったうつ病。
今や現代病の1つとして誰もがかかる可能性が高い病気の1つとなっています。
ここでうつ病になりやすい人の特徴をあげてみます。
・ 何事にも妥協しない完ぺき主義
・ 自分を責めやすい
・ すべてを自分でこなし、他人に何かを任せることができない
・ 頑固で物事に固執し、柔軟なものの見方ができない
・ 人からどう思われているかを気にしすぎる
・ 何事においても自己否定をしてしまう
・ 常に悲観的にものこごとを見たり、考えたりしてしまう
・ 思っていることを口に出せず、心にためてしまう
・ 他人にいつも気を配っている
もちろんこれらに当てはまるからと言ってうつ病になるとは限りません。
また、当てはまらない人でもうつ病になることはあります。
あくまでも目安として参考にしてください。
うつ病と生活のバランスは大きく関係しています。
無理をしつづけて生活のバランスが崩れたり、生活に変化があったりするとうつ病になりやすいようです。
離婚、リストラ、転職、引越し、いじめ、親しい人の死、病気、多額の負債、過労、妊娠、
流産などはうつ病のきっかけとなる場合があります。
うつ病は普段の生活における気持ちの持ち方一つで予防することができます。

次のようなことに注意しながら生活するようにするといいでしょう。
・ がんばり過ぎない。時々肩の力を抜いてリラックスしましょう
・ 自分に厳しくし過ぎない。完ぺきな人はいません、たまには自分をほめてあげましょう
・ すべてを一人で背負わない。無理をせず他の人の助けをかりましょう
・ 他人に気を遣い過ぎない。自分自身をもっと労い、大切にしましょう
・ 体調が悪いときはできるだけ無理をしない。人生を楽しむには健康第一です。健康に気を配りましょう
・ 生活リズムを整える。睡眠を十分とって、バランスの良い食事とり、適度な運動をするようにしましょう
また自分が楽しめる時間を作るようにすることが大切です。
うつ病予防には気持ちを張り詰めずリラックスした毎日を過ごすことが大事であり、自分を認め大切にすることでストレスをだいぶ軽減することができます。
うつ病かどうかのチェック法って?

うつ病かどうかチェックをしたい方は、以下の事柄に該当していないか
確認してみてください。
・眠れない(日々)
・自殺したくなる
・喜怒哀楽がない
・不安で毎日がいっぱい
・集中力がまったくない
・注意力もまったっくない
・毎日がつまらないと感じてしまう
・口数が減少した
・決断力が低下してきた
・人付き合いが減った
・仕事に行くのが毎日辛い
・食欲が落ちてきた
・いつもより怒りっぽくなった
・自分を責めてしまうことが多くなった
・理由もなく涙が止まらない時がある
あなたは、16の事柄中に何個が該当しましたでしょうか?
これらの事柄に全く該当しないのであれば、安心してください。
あなたの心は、健康だと思って良いでしょう。
しかし、該当する数が多い人は、うつ病の可能性があるので専門の医師に相談された方が
良いかもしれません。
また、責任感が強い人や真面目な人、何でも頑張ってしまう人、完璧主義の人、
神経質の人はストレスを感じやすいためにどうしてもうつ病になりやすいと言われています。
このようなタイプの人は、ストレスをどう軽減するのかが重要になってくるので、自分に合ったストレス発散法を探してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
うつ病は他人事ではなく、何かのきっかけで誰にでも起こりうる病気です。
ひとりで悩むことは絶対にせずに誰かに話してみることが大切なんですね^^
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