2018年2月21日に急性急性心不全のために他界された、俳優の大杉漣さんが最後に出演された映画となった「教誨師」が2018年10月6日に公開されることとなりました。
大杉漣さんの最後の映画出演作品というだけあって、とても注目が集まっています。
突然、旅立たれてしまった大杉漣さん。
その姿にスクリーンの中でもう一度会えるというだけあって、ファンのみならず映画の公開を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、この映画のタイトルにもなっている「教誨師」という仕事。
あまり馴染みのない仕事ですよね。
今回は「教誨師とは?ロケ地撮影場所や舞台を調査!大杉漣の役所は?」と題して、大杉漣さんの最後の映画出演作品「教誨師」について迫って行きたいと思います。
教誨師とは?

あまり馴染みのない名前の仕事である「教誨師」。
映画について調査をしていく前に「そもそも教誨師ってなに?」ということについて、調べてみました。
教誨(きょうかい)とは、矯正施設において収容者・受刑者の徳性の育成や精神的救済を目的として行われる活動である。教誨を行う者のことを教誨師(きょうかいし)という。教戒とも表記する。
引用:Wikipedia
面会を臨む死刑執行直前の死刑囚と唯一会話ができる民間人として、精神的な安定を図る役割なども、役割の中にあるようですので、かなり特殊で大変そうな仕事ですよね。
しかも、その死刑囚の最後瞬間にも立ち会わなければならない過酷な役割だそうです。
さらに、多くの場合が「無報酬」。
牧師や僧侶などの宗教関係者がその役割を務めることが多いようです。
なんだか、こうして調べているだけでも暗い気持ちになってきました…。
決して光の当たることのない教誨師という仕事にフォーカスして作られたこの映画は、きっと観る者の心に多くのメッセージを投げかけてくれる作品だと思います。
ロケ地撮影場所や舞台を調査!
ここでは「教誨師」の舞台となったロケ地や撮影場所について調査してみました。
映画放映日が発表されて間もない現在は、まだロケ地撮影場所のみならず、その舞台となった撮影地の情報は、映画ホームページにも記載されておらず、分からない状態でした。
本物の刑務所を使用して映画の撮影をすることは難しいと考えられますので、室内のシーンに関してはスタジオで撮影が行われたのではないでしょうか?
映画が公開された後ならば、外のシーンなどではロケ地撮影場所について考察する声も聞かれてきそうですので、分かり次第調査をして追記して行きたいと思います。
大杉漣の役所は?
大杉漣さんがこの映画の中で行なった役所は、映画のタイトルにもなっている「教誨師」の役で「佐伯」という主人公の役です。
映画には、6人の死刑囚が登場し、その死刑囚と向かい合っていく姿が描かれています。
佐向監督は、映画を作る上で大杉漣さんとのエピソードを次のように語っています。
「3年前、小さな喫茶店で、この企画を一番最初に話したのが大杉さんでした。『いいね、やろうよ』。その一言をきっかけにこの作品が生まれました。
引用:映画.com
監督もまさかこの作品が、大杉漣さんの最後の作品になるとは思っていなかったでしょうね。
まとめ
今回は、大杉漣さんが最後に出演された映画「教誨師」について迫ってみました。
マイナーな存在である教誨師という職業。
映画の中で大杉漣さんが演じられたその役柄は、死刑囚にとって最後に会話をする相手でもあり、
普通の人ならば、臨んでその役をする人はいないはずですが、その分とても貴重な職業であることが分かりました。
映画のポスターに写っている大杉漣さんの表情からも分かるように、明るい内容の映画ではないのかもしれませんが、
長年の役者人生の集大成となってしまったこの「教誨師」という役は、きっと大杉漣さんにしか演じることができなかった深みのある役となっていることでしょう。
スクリーンの中で大杉漣さんにもう一度会えるこの映画。
公開日が今からとても楽しみです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
では!