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サッカー日本代表令和初戦はドロー 注目の久保建英はベンチ外

サッカー日本代表の令和初戦にあたるキリンチャレンジカップが6月5日に愛知の豊田スタジアムで行われ、0-0のドローに終わりました。
A代表デビューを期待されていたFC東京の久保建英は今戦はベンチ外となり、吉田、岡崎、川島らとスタンド観戦となりました。SNS上でも久保の出場を期待していたファンからは
「久保が見たかった」
「久保くん出場しないなんて残念」
「親善試合だったんだし出してもよかったんじゃ」
などのつぶやきが相次ぎ、久保に対する期待の高さがうかがえました。
格下相手に久保を出さなかったのはなぜか

現在のFIFAランキングによると、日本代表は26位、相手のトリニダード・トバゴは92位をかなり格下の相手です。加えて国政親善試合である今回のキリンチャレンジカップは、交代が6人まで可能なため、普段よりも多くの選手を試すことができます。そうなると、より一層「なぜ久保を出さなかったのか」という疑問が深まりますが、試合後森安監督はインタビューで以下のように答えています。
久保に対するメディアのみなさん、そしてサポーターのみなさんの期待はヒシヒシと感じています。私も普段のクラブでの活動、そして今回初めてA代表のトレーニングで見て、十分にA代表でも戦えると思っています。ピッチの上に立たせて、みなさんの期待に応えたい気持ちは私にもあります
では、なぜ久保をベンチにもいれずベンチ外にしたのでしょうか?その理由には森安監督らしい理由がありました。
まだ18歳になったばかりですし、今季は(FC東京で)チームを牽引するほど試合に出続け、さらにここにきて移籍報道と、色んなプレッシャーがかかっている。だから少し緊張を緩めてあげたいなと。A代表デビューはチーム次第で、彼がこのまま成長してくれれば十分にプレーできると感じています。だから、彼の成長とA代表の状況がマッチしてくれればと。久保だけではなく、選手たちは日本の宝です。その宝をどう成長させていくか。ベストの道を探っていきたいです
所属チームのFC東京でも目まぐるしく活躍している久保ですが、周囲からの期待が大きい分まだ18歳の彼にはプレッシャーが大きかったようですね。この状況で出場しても様々な思いが脳裏を巡り、プレーに集中できなかったかもしれません。森安監督の久保を思いやっての発言には納得させられました。
3-4-2-1のフォーメーションで挑んだが得点には繋がらず
攻撃面は機能せず。不発に終わった日本代表

森安JAPANはA代表で初の試みとなる3-4-2-1のフォーメーションを今回は採用し、3バックの中央には昌司源右には冨安健洋、左は畠中槙之輔を配置しました。ウィングバックには長友佑都と酒井宏樹を配置し、攻撃に対する強い姿勢を見せてくれましたが、得点には繋がりませんでした。
不慣れな3バックに対してDF陣がさぐりさぐりになっていたのも原因の1つと考えられます。新しいフォーメーションに対して課題を多く見つけられた試合になったのではないでしょうか。
左サイドから突破される場面にヒヤリ
なかなか得点に繋がらず苦戦していた日本代表は、54分にレビ・ガルシアに左サイドを破られてしまいます。直後にエリア内への侵入を許し、ヒヤヒヤする場面がありました。GKシュミットの好セーブのおかげで命拾いしましたが、「やばい!先制点取られた!」と一瞬思ったファンも多かったと思います。
相手キーパーの好セーブに阻まれ無得点に終わる
日本代表は前半後半合わせて25本ものシュートをうっていますが、決定的と思われる場面でも相手キーパーのマービン・フィリップの好セーブに最後まで阻まれてしまいました。マービンはこの試合のMan Of The Matchに選ばれています。
先発出場していた堂安、中島はさすがと思わせる場面も多々ありましたが不発に終わりました。何としても得点が欲しい日本代表は後半すぐに小林と室屋を投入し、69分には南野と伊藤も投入しましたが得点には繋がりませんでした。
次戦のVSエルサルバドル戦は9日に宮城のひとめぼれスタジアムで行われる予定です。
久保は出場するのか、今回出場しなかった香川、岡崎らにも期待が高まります。