
こんにちは。フリーライターのみずです。
さて、プロ野球のペナンとレースも今週から交流戦に入ります。
セリーグは広島がひとつ頭抜け出していますが、パリーグは熾烈な首位争いの中、1チーム引き離され最下位を独走中のオリックス・バファローズ・・・。
6月2日時点で5位のロッテにも5ゲームと大きく引き離され、借金は11にまで膨らんでいます。
何故こんなに勝てないの?その根本的な原因を今回は分析してみましたのでご覧下さい!
若手の積極起用も・・・引っ張るはずのベテランが不在

投手では金子、西が抜け、野手では小谷野の引退に中島の移籍と、かなり主力級が離脱したオリックスですが、それでも投手は先発の山本、榊原、山岡が防御率ベスト10内に入るなど先発陣はそれなりに頑張っています。
しかし、打てない・・・。
若手を積極起用し、バントで送らず盗塁で先の塁を狙うなど昨年と違う攻撃を見せている点では評価出来ます。が、肝心のベテラン勢が揃って不調・・・。安達、T-岡田などです。
本来なら若手を中心に起用せざるを得ないチーム事情の中で、この二人が先頭に立って引っ張っていかなくてはならないのに、成績が奮わず二軍暮らし状態が続いています。
若手を起用して育成せざるを得ないチーム状況とは言えども、苦しい問題のひとつです。
リリーフ陣の不調・・・。

昨年はリリーフ陣の防御率が良かったオリックスですが、今年はサッパリ。
先発がいくら頑張っても、勝ちを消す試合が何度も見られます。
昨年の酷使の影響がまだあるのでしょうか・・・?
西村監督は中継ぎ投手に対しては厳しく不甲斐ない投球をした投手は即二軍行きにしていますが、代わりの投手が上がっても結局打たれて同じ事の繰り返しになっています。
昨年活躍した吉田一の不調や、黒木の怪我、また先日の澤田の骨折など枚数がイマイチな部分もありますが、それにしても投手起用を初めとして、後手後手に回っている感は否めません。
昨年のような磐石さがないリリーフ陣の建て直しは果たしてきくのでしょうか?
とにかく打てない・・・。

先発陣が頑張っても結局見殺しにするパターンがある位、全く打てないオリックス。
1割打者がスタメンに出ていては、相手も脅威に感じません。
不調の最大の原因は新外国人のメネセスの不調、そしてロメロ、マレーロの不調もあるでしょう。
ロメロはともかく、マレーロは昨年同様復調の気配がなく、1軍と2軍を行ったり来たりしています。
吉田正は今年、苦手な外角攻めにあい苦しんでいる様子も伺えます。
個人的に吉田正は外角すら克服できれば、巨人の坂本並みの打者になると思っているのですが・・・(足はかないませんが)。
それでも西浦、中川など若手の活躍や、盗塁数が目立って増えてきた事は評価していいでしょう。しかし機動力だけでは野球は出来ません。
あと一歩という場面が多く、いかにチャンスで打てないかも課題です。
謎のスタメン起用問題と昇格に降格・・・。

このところスタメン発表をみると、ツッコミたくなる点がいくつも出てきます。
それは「何故この選手がこのポジションを守るのか?」というところ。今年は内野が特に顕著で、昨日三塁だったと思った選手が一塁だったり、二塁を守っていた選手が他のポジションについたり・・・。
ユーリティプレイヤーと言えば聞こえはいいですが、そこまで出来る選手はオリックスには皆無といっていいでしょう。
その不慣れな守備位置が背景に表れて、明らかな経験不足によるエラーが目立ちます。
打てないのに、更に守れないとなると、さすがにファンもイライラしてしまうのではないでしょうか?
守備位置をやたらに変えると、バッティングの調子も下がってしまうのはほぼ定説になっています。
オリックスを初めて見た人が、「○○(選手名)=セカンド(例)」など固有名詞にならないのは問題で、それぞれの適正にあったポジションがある筈なのですが・・・。
そして頑なに上げて貰えない選手、まだ落とさないのかと固執した起用にも問題があります。
特に6月2日の試合で2エラーおかした白崎などは、速攻2軍行きになってもおかしくありませんが、3日の公示を見ると中継ぎで好投した岩本まで抹消に。
これでは何をモチベーションに投げていいのか、投手も分からなくなってしまうのではないでしょうか。
オリックスは何故最下位独走?まとめ
という事で、オリックスの最下位独走の原因を簡単にまとめてみました。
本当はもっと言いたい事もあるのですが、特定個人攻撃になるのでやめておきます・・・。
先日のサンデーモーニングに出演した落合氏が、オリックスに対して提言をしていましたが
投手は揃っている。綺麗な野球をしようとし過ぎている。もっと泥臭くてもいいのではないか。監督が西村だからね。
こう話していましたが、確かに大きい当たりはヒットの延長と考えて、元々長打の打てる選手は少ないのだから繋ぐ野球に徹しろという意味かも知れません。
西村監督は現役時代ロッテに在籍しており、盗塁王や首位打者のタイトルも取ったことのある意外と華のある選手だったと言います。
オリックスでもそのような選手が早く沢山育つように、こればかりは祈るしかないのかも。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。